大同団結

[ 2012年11月16日(金) ]

石原慎太郎さんがしきりと発する言葉「大同団結」ですが、小異(わずかのちがい)を捨ててと言いますが、原子力発電所問題や消費税問題は小異なんでしょうかね。とりあえず、選挙に勝つためだったら何でもありということでしょうが、国民は馬鹿じゃないですよ。

橋下さんも、簡単に石原さんと組むようでは、何のための維新の会だったのかと聞きたくなります。みんなの党の渡辺さんにも聞いてみたいけど、結局は、少数政党では無理があるから、その他大勢で一緒になりましょうということなんですかと。お隣の中国共産党のチャイナ7の決め方も不透明でしたが、何がそうさせるのでしょうか。やはり、権力なんですかね。

中国共産党は5年先の布陣を組んだといわれていますが、どこかに最高実力者が君臨しているのではないかと思えることがあります。アメリカは結局、オバマ再選の道を選びました。目指すは、強いアメリカです。では、日本はどこに行こうとしているのでしょうか。私は問題は、我慢強い国民性にあるのではないかと思います。つまり、「ものわかりが良すぎる」ことです。

そんなことを考えていると行きつくところは、「島国」ということです。自国だけでやっている時には非常に上手く機能するのですが、他国との交易が発生してくると、急にしどろもどろになる国民性があります。「大同団結」なんて日本でしか成立しない言葉だと思います。交渉が下手な、交渉ができない国民性が未だにあるのではないでしょうか。恐らく、まだまだ続きますね。

私が思うには、出て行くところがないからです。これって、危険的思想ですか?