腑甲斐無い自分

[ 2019年11月27日(水) ]

暦の上では「師走」と言われる季節がやってきます。今年は雪が降りそうもないので助かりますが、忙しさは増してきています。12月議会が3日から開会されますが、今年の締めくくりですので緊張感ある議会にしたいと思います。

今年を振り返ってというのは少し早い気もしますが、議員の任期も残すところ16ヵ月となりました。一般質問を考えながら、市民のお役に立つ議員活動をしただろうかと自問自答しています。執行者からは色々な提案がなされ、議会で審議する訳ですが、財政が厳しいの一辺倒で事業縮小とか補助金カットに対して対案が示せなかったふがいなさを実感しています。

中山間地域の庄原市では少子高齢化社会が猛烈な勢いで進行していますので、全てをダウンサイジングする必要がありますが、住み慣れた地域に住み続けたいという要求に応えるのも行政の責務であり、自己矛盾を抱えながら活動しています。それはあまりにも広域での合併をしたことによる弊害が顕著に出てきたことによります。

合併から14年が経過し色々な不都合も生まれましたので、これまでの政策を総点検し、新たな庄原市の方向性を示す必要があると考えます。どんなに頑張ってもこの少子高齢化社会を覆すことは不可能ですが、全体で沈むのではなく、開発特区的なまちづくりは可能だと思います。限られた財政であればあるほど、徹底した選択と集中を実行すべきです。

そろそろ上杉鷹山のことが言われ始めるのではと思いますが、今の政府の姿勢は真逆と感じます。一種、ポピュリズムと言えるのではないでしょうか。無い袖は振れない庄原市も、勇気をもって満足度が上がるダウンサイジングに挑戦すべきです。