世界秩序

[ 2019年11月20日(水) ]

新聞報道やテレビニュースでしか知らない世界情勢ですが、どうも、世界中が不安定になっている印象を受けます。アメリカのトランプ大統領の報道が突出している感がしますが、ロシアも中国もイギリスも、「私が一番」と言わんばかりです。

香港の騒動の発端は何だったんだという状況になってきています。1国2制度に無理があることは最初から分かっていたことではありますが、最悪のシナリオが現実のものとなる予感がします。共産主義と自由主義が並ぶことは無理です。ロシアもプーチン大統領の強権性が際立ってきています。ネットの徹底検閲が始まります。

北朝鮮は、「私たちは置き去りか」と言いたいのでしょうが、構っちゃいられないと言うのが本音です。そして、韓国の迷走が続きますが、文政権の賭けは大失敗です。世界中に紛争の火種は益々増えていっています。火種の元は不満です。調整する組織がないのか、我慢することを知らないのか、手当たり次第、破壊していきます。

今回、中国四川省綿陽市に行って感じたことは、中国は成長を続けないと内政が上手くいかなくなるのではというものです。これまで、沿岸部にある都市部の発展に力点を置いていましたが、明確に内陸部の、それも少数民族の支援政策を強化してきています。ある意味では、理想とする共産主義政策に見えますが、経済成長が続くことが大前提という危険性を秘めています。

つまり、これからは羅針盤のない地球号が大海原を彷徨う時代が暫く続くことになるでしょう。その先頭を走るのは、アメリカと中国であることは間違いありませんが、吹けば飛ぶような日本が今まで通りにアメリカとの同盟関係だけで良いのか、ヤフーとラインの経営統合が政治の一歩先を行っていると感じます。