どうする公共施設?

[ 2019年3月26日(火) ]

今朝の中国新聞に片山善博さんの記事が載っていました。内容は、公共施設の維持管理をどうするのかというものでしたが、平成の大合併で持ち寄った公共施設ではあるが、各市町村議会の責任もあるとやんわりと書かれていました。

庄原市もそうですが、公共施設の維持管理経費がボディーブローの様に効いてきています。小さな集会所等は無償譲渡で地元移管していますが、貰う側からすると「押し付け気味」であり、欲しくないというのが本音ではないでしょうか。農協が凄い勢いで支所や出張所の統廃合を進めていますが、やはり農協は民間企業なんだと再認識しています。

では、行政は農協の様に急ぐ必要がないのかと言えば、NOです。国民の税金で成り立っている組織ですから、民間よりも先行すべきではないでしょうか。こういう議論を始めると、周辺部の切り捨てだという意見が出てきます。合併した時の約束はどうなったとまことしやかに言われますが、実は、議論されていなかったのです。取りあえず、合併だったのです。

合併特例債という甘い飴に引き寄せられたアリの如く合併してしまった市町は、片山さんのお言葉を借りれば、思考停止に陥ってしまったのだそうです。明確なビジョンを示さなければならない人たちはどこに? 執行者が示せないのなら、議会が整理しなければならないと私は考えます。OK、OKと言ったのは議会だからです。