富山型デイサービス

[ 2019年3月5日(火) ]

資料室に先月19日に視察・研修に行った、「富山型デイサービス」の報告書をアップしましたので読んでみて下さい。恐らく、「良く分からない」という感想が多いと思いますので、少しだけ補足的なブログを書かせていただきます。

惣万佳代子さんと2名の看護師仲間が平成5年に始めた、民間デイケアハウス「このゆび とーまれ」が富山型デイサービスの始まりですが、開所初日の最初の利用者は障がいのある子どもだったのだそうです。私たちが訪問した午後4時は、特別支援学校等に通う児童生徒が放課後デイに帰ったきたところで、保護者の方が迎えに来られるまで仲間たちと楽しく過ごします。

3つの事業所で通所介護(介護保険)、居宅介護支援、学童保育、乳幼児の一時預り等、7つの事業と、ショートステイ、グループホーム、就労継続支援B型などもされています。兎に角、惣万さんのパワーには脱帽です。実は、もう一つの施設「しおんの家」も素晴らしかったです。代表の山田和子さんに色々なお話を聞かせていただきましたが、この方にも脱帽でした。

県内初のグループホームに富山型デイサービスや小規模多機能なサービスを併設して開設されたのですが、現在は、フリーハウスの信、さふらんとグループホーム2軒の4つの家を拠点に活動されています。彼女は敬虔なクリスチャンで、「しおん」はイスラエルのエルサレム地方の歴史的地名のシオンから命名されたそうです。

昨日も会派勉強会で話し合ったのですが、これからは「富山型」が主流になる予感がします。