吉田拓郎を聴いています

[ 2018年9月13日(木) ]

「From T」というアルバムが発売になったので早速買い求めて聴いています。一口で表現するなら、「懐かしい拓郎」と言えます。近頃は大掛かりなバックバンドを率いて大音量でのコンサートというイメージでしたが、独りで静かにやっています。

私が高校時代にフォークソングにのめり込んでいったきっかけを作ってくれた1人が吉田拓郎です。当時はビッグヒットは無かったのですが、現国の先生が拓郎と同級生ということもあったりして何となく親しみを感じたことを覚えています。確か高校2年の時に学校で拓郎のコンサートをすることが決まったのですが、レコーディングの為に上京して他の人がやった記憶があります。

当時は個性派のフォークシンガーが沢山いましたね。今でも残っているのは、泉谷しげるや井上陽水ですが、小室等や拓郎でフォーライフレコードを設立したんだっけ。加川良、高田渡、五つの赤い風船、佐藤公彦、遠藤賢司、なぎら健壱、岡林信康など、なんぼでも思い出すことができます。彼等は当時はメジャーだったと思います。

今回のアルバムは3枚構成なんですが、3枚目の「Tからの贈り物」は拓郎が自宅のスタジオで1990年から多重録音した未発表の曲などが収められています。曲を聴いていると、拓郎自身が楽しみながら多重録音している様子が目に浮かびます。しかし、これまでの拓郎の曲作りの歴史を知らずに今回のアルバムを聴いたのでは、「???」ではないかと思います。