想像を超えた災害

[ 2018年7月8日(日) ]

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

日本列島をすっぽりと覆った梅雨前線と暖かく湿った空気により大量の雨が降り続いていますが、異常気象によるというか、地球温暖化の影響があるのではと私は考えます。これほど全国各地で同時多発的に降雨による災害が起きたことはないでしょう。

倉敷市真備町の大規模冠水は、堤防が決壊して大きな湖が出現したという感じがしました。上空からの映像を見る限りでは、あれだけの雨量をガードするには細すぎる堤防と思えます。想定外だったとは言われないでしょうが、川の側にある住宅にはリスクがあるということを認識しなければなりませんね。

今回の広島県南部に集中した災害は、宅地開発に問題が無かったのか、隣接する山の管理は適正に行われていたのか、排水路の容量は十分だったのか等、検証する必要があります。私は、自動車がいとも簡単に流される構造物とは知りませんでした。特に、良く売れている箱バン型の軽四が多かった様に思います。

問題は、住む場所の確保ですが、これは行政が責任をもって早期に手配しますが、これまで住んでいた所はどうなるかです。災害が起きたメカニズムを検証し、対応を検討する訳ですが、それこそ集団移転という地域もあるのではないでしょうか。これから災害の全容が分かってくるでしょうが、どれほどのものか想像もできません。

国土強靭化計画って言葉がありましたが、南海トラフ巨大地震の発生を本気で考える時期は迫ってきています。