面白い答弁

[ 2018年6月27日(水) ]

今日は会派の五島議員が登壇して執行者を質しました。デイ・ホーム事業の予算が本年度から減額されたことを受け、「健康寿命を延ばそうとか高齢者福祉の充実と言いながら、他の予算同様に一律カットは如何なものか」と質したその答弁に唖然!

担当課長より、「検討する時間がなかったので、一律カットとした」という趣旨の答弁がありましたが、勇気ある答弁と私は理解しました。これが予算編成の実態かも知れません。それぞれの事業の予算が目的通りに使われているかということのチェックが厳密に行われていないからこうなるのです。だから、予算を取ったが勝となります。

東京都武蔵野市のテンミリオンハウスや八王子市のキヨピー&トマトを参考とし、NPOを設立して運営を始めている民間のデイ・ホーム事業者もバッサリです。今日は抗議という観点から利用する高齢者の方々が傍聴においでになっていましたが、どう感じられたでしょうか。介護保険に頼らないデイ・ホーム事業は財政を助けていることを理解すべきです。

地域包括ケアシステムと流行り言葉の様に言われますが、自治振興区や自治会だけが担い手ではありません。まちづくりですから、あらゆる機関が連携しなければなりません。何度も登場する、川上医療センターを核とした川上方式による地域包括ケアは20年という歳月をかけて出来上がった仕組みです。焦る必要はありませんから、良いものを作りましょう。