有害鳥獣処理施設

[ 2017年12月21日(木) ]

12月議会は今日が最終日でしたが、補正予算は、付託を受けた予算決算常任委員会委員長報告は、「全員賛成」でした。本会議での採決も、全て全会一致で可決となりました。本会議終了後、議員全員協議会が開催されたのですが、イノシシ問題が少し紛糾。

イノシシの解体処理施設を工業団地にあった建物を活用して整備していたのですが、ほぼ完了したことを受け、運営等について林業振興課より説明を受けました。解体処理施設と書けば、多くの人が、「イノシシを解体して肉にして販売する」と思われるでしょうが、肉の販売がメインではなく、捕獲したイノシシの廃棄処理を担う施設とお考え下さい。

最も多く想定される例でお話しすると、4500円で成獣を買い取り、4500円で処理するというものです。つまり、持ち込めば0円で処理してくれるということになります。引き取りに来て貰うと、2000円の運賃がかかります。「箱罠にかかっている生きたイノシシを誰が仕留めてくれるのか」という辺りから迷走が始まりました。

「猟友会の人に連絡して来てもらう」と答弁すれば、「直ぐに来れる人は居ないでしょう」と議員が発言し、「別料金が発生するのではないか」と更に別の議員が発言しだす始末となりました。誰が主体でするのかという質問に、「有害鳥獣処理事業運営協議会」ですとの答弁に対し、「本当に庄原市猟友会が処理を引き受けてくれるのか」と疑問を呈する発言もありました。

正式な施設の名称は、「有害鳥獣処理施設」ですが、当面はイノシシのみの処理となります。