ミサイルよりもコンテナ船

[ 2017年6月19日(月) ]

アメリカのイージス艦がコンテナ船に当てられ、危うく沈没しそうになりましたが、現場は混雑海域として有名だそうで、ミサイルよりもコンテナ船の方が脅威みたいです。

回避義務はイージス艦とする報道が多くありますが、アメリカ海軍ですから、情報提供を求めるしかやり様はないみたいです。相手は、船の規模からして約3倍の総トン数ですから、横っ腹に突っ込まれてあの程度だったのが不思議かも知れません。7名の船員が死亡と報道されていましたが、けが人も相当数に上るものと思われます。

いくら高度なレーダー装置を備えたイージス艦でも、航行するときは目視が原則だそうで、民間の船舶と変わりません。ぐっすり眠っていた夜中にいきなり衝突され海水が流れてきた時には、「戦争になった」と思ったかも知れませんね。いくら訓練を積んだ軍人と言えども、なす術がなかったのが実情でしょう。本当に良くあの程度で帰還できたと思います。

高度な兵器やレーダー装置を備えていても、混雑した海域を航行することは非常に困難を伴うということが証明されたことになります。ということは、ミサイルを撃ち込まれたらと想像すると、ゾッとします。北朝鮮がミサイルをソウルに発射すると、300万人の人命が奪われると言われていますが、戦争は人殺しですが、勝った方は正当化されるから厄介です。

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