里山に暮らす若者

[ 2009年12月8日(火) ]

田舎にもちょっとは若い人もいます。
町の暮らしから田舎の暮らしを選んでUターン、Iターンする若者もたまにはいます。
この県北にも高校生、大学生だって、若いお母さんお父さんだっています。
だけど庄原には映画館がありません。
友達と気楽におしゃべりするファミリーレストランもありません。
若者が気軽に入れる安い居酒屋もないし、飲んで帰るにもタクシーはとんでもなく高いです。
周りを見回すと出会いもないし、何をしてもすぐ噂になる田舎ではお付き合いもなかなか・・・・
やっと結婚しても産婦人科医院も小児科医院も遠い。

こんな私だって自然ばかりの田舎暮らしじゃない娯楽がほしいと思うのに、若者はやっぱり物足りないだろうなあ。
今日はとっても寒いのでこんなことをコタツに入ってテレビを見ながら思ったのです。

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上記の文章は、私の先輩のブログに書かれていた文章です。先輩は広島市内から生れ故郷の口和に移住?された方ですが、スローライフを満喫するつもりが、何か変と思い始めておられます。農村青年団活動では、若者の満足度は高くありません。高齢者だけが、庄原市内に住んでいるのではありません。若者の声を代弁する人間があまりにも少ないのです。結果、若者は里山には暮らさないのです。出て行きます。

先輩のブログを読んで、虚しくなりました。折角、「楽しむぞ」と帰ってきた田舎は、若者には夢も希望もないところになっていたのです。一部の元気な若者も、10年後には若者卒業となります。全国の志高き青年団が、明治神宮外苑に各地の苗を植樹した時代もあったのです。この国は、自分たちで作るんだと、燃えた時代もあったのです。若者がこの国を元気にする原動力だと私は思います。諦めるな!頑張ろう!