簡易水道との統合

[ 2017年2月10日(金) ]

旧庄原市は上水道を引くときには、本管は市が敷設して、本管から各家までは小集落単位で組合を作ってお金を出し合って共同管を敷設しています。そんな組合が旧庄原市内には331あるそうです。

簡易水道事業統合計画(平成19年度策定 厚生労働省承認)に従い、平成28年度末をもって簡易水道8事業(西城、西城常納原、西城三坂、東城帝釈、口和、高野、比和、総領)を廃止し、平成29年度から水道事業へ統合されることになっているのですが、簡易水道では、各家までの配管は行政が責任をもつことになっていることが問題なのです。

旧庄原市は共同管は組合の責任であり、漏水があった場合は組合で水道料金を負担しています。ところが、簡易水道は、極端な話、どんなに漏水があろうがお構いなしということなんです。旧郡部の議員から、水道料金が上がるのが心配という意見が出されましたが、これまでが異常に安すぎたのではないでしょうか。

統合後の問題として、旧庄原市内の共同管の維持管理は各組合で行い、旧郡部のものはこれまで通り行政が責任を持つということでは、納得できません。条例改正が必要ということは理解できるので、賛成はしましたが、旧庄原市内の組合を作っている皆さん、どう思われますか。事ある毎に、矛盾していると発言してきましたが、明らかに不利益を被ることになります。